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POSTED Sunday, May 14, 2023 16:52

ELLEGARDENツアー北海道3公演の延期に関して

帯広・旭川・札幌公演を楽しみにしてくれていたみんな本当にごめんなさい。俺とウブと高橋がコロナ陽性になってしまいました。ひとえに自己管理の甘さが原因です。振替公演や払い戻しのご案内については、オフィシャルサイトのNEWSや公式SNSから随時発表させていただきます。


そして、函館のライブに参加してくれた人たち、特に前の方にいた人たちには感染させてしまった可能性が高いと思います。どう謝っていいのかすら分からないのですが、ほんとうにすみませんでした。もしも今日か明日ぐらいに喉の違和感や発熱があった場合は、自身のコロナ感染を疑って、高齢の近親者や友人などにうつさないように十分警戒してください。またオミクロン株は発症2日前からでも他者へ感染させる可能性があるようなので、しばらくはマスクを着用するなど、気をつけていただければと思います。


昨日、函館公演当日に高橋が体調不良で検査を受けました。PCR検査の結果が当日には出なかったので、抗原検査の結果が陰性で、熱もなかったことからライブを開催してしまいました。そして今朝、高橋に送られてきたPCR検査の結果が陽性だったため、メンバー・スタッフともにPCR検査を受けた結果、生形と細美も陽性と判定されました。


抗原検査の精度が低いのは以前の感染経験から分かっていたことなのに、どうして「念のため公演を延期する」という判断が出来なかったのか、深く反省しています。これから自分がしなければいけないことは、今回の感染から自分の体調管理を見直し、同じ間違いを繰り返さないようにすること、また今回うつしてしまった人たちへの自責の念を持ち続けることだと思います。この度は、本当に申し訳ありませんでした。

POSTED Thursday, March 30, 2023 14:33

On the Road Again.

3月5日に始まった"The End of Yesterday Tour 2023"も早くも9公演が終わり、いまは鹿児島から福岡へ移動する車内でこのブログを書いています。15年ぶりぐらいのELLEGARDENライブハウスツアー。コロナでのキャパシティ規制も終わり、マスクも任意になり、少しずつライブハウスが以前と同じような熱気を取り戻しつつあるような気がします。一度ゼロになったからには、元に戻すよりもっと楽しい場所になればいいなと思いながら、毎日を過ごしています。


(↓青森から仙台へ移動中の車窓。まだ冬が残ってました。)

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"分かってたけどやめられなかった予定調和や悪癖はこのチャンスに捨ててしまって、本来ライブハウスが持っていた自由奔放さや暖かさを取り戻せたなら、コロナ禍も無駄なだけではなかったかも知れないな。自分より弱い存在への思いやりを忘れた身勝手な暴れ方や、自分を守る力もないのに自ら危険なところに居たがるような、自分だけが良ければいいといった行動はウチのライブではご法度だ。そんなのロックじゃないとか甘ちゃんだとか言われようが知ったことか。俺はもともとそういう人間だ。自分の楽しいが誰かの楽しいを犠牲にする可能性は常にあって、誰かの楽しいを自分の楽しいと同じように大切にしたければ、少し自分の楽しいを差し出す覚悟があった方がいい。そうすれば、もしかしたらその誰かも、自分の楽しいを同じように大切に思ってくれるかもしれない。"


なんてことを手を替え品を替え各会場の前説でヘタな漫談みたいに喋っているわけですが、実はもうそんな必要ねえんじゃねえのかなって思うぐらい、毎回めちゃくちゃ楽しいライブをやらせてもらってます。来てくれた連中ほんとにありがとな。:-)


(↓うどん屋さんに並ぶ照明屋と音響屋。この業界じゃなかったら何やってたんだろう。。)

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で、ここからが本題。あ!っという間に3月が終わろうとしていて、おいおいちょっと待ってくれよ、こんなんじゃあっという間に夏が来ちまうじゃねえかよ、そしたらあんなに頑張って準備した楽しい一年が終わっちまうじゃねえかよ、早すぎるよ、って気分がやばいです。どうすればもっと時間がゆっくり過ぎてくれるのか、どうすれば福岡に着くまでにもっともっと時間がかかってくれるのか、どうすれば楽しみな明日はまだ来ないでいてくれるのか、それを知りたい。


(↓鹿児島の吉野公園。このツアー初の花見。)

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あまりにも我が道を貫いてきたせいで、この孤独は永遠に続くんだろうと思って生きてきたはずが、気づけば心から信頼できる仲間に囲まれている。とっとと終わっちまえばいいと思っていた毎日でさえ、なんとかゆっくり過ぎればいいなんて考えている。俺は歳を取った。それは間違いない。でもそういうことだけじゃねえんだよな。昔テナーのOJに「わがままとか理解できないって言われることって、ずっとやり続けると信念って言われるよね」って、特に仲良くもないのにいきなりボソっと言われたことがある。きっとそういうことなんだろう。まあ、俺がわがままなのは間違いないけどね。


そんなこんなでおっさん達(若いスタッフもいるけど)のドタバタ珍道中は続く。そして、俺はこの旅がどこまでも続くといいなと思っている。


(↓さっき寄ったパーキングで。)

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POSTED Tuesday, December 20, 2022 00:46

The End of Yesterday.

久しぶりの更新です。ここのところやることが山積みで、なかなかブログを書く時間が取れませんでした。いまからブログを書き終えてアップロードする頃には、日付が変わって俺たちの6枚目のアルバムの、いわゆるフラゲ日ってやつになってるんだと思います。どうしても今日は書きたかったので、時間がとれてよかった。暇潰しにでも読んでやってくださいな。


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ここに来ると(ブログを書く時間の中にいると)、今年の2月にIN-N-OUTの写真とともに、みんなに突然ロスに渡った報告をしたあの日から一本の線が繋がったような気がして、とても居心地がいい。バーバンクの酒屋で出会った日本好きのおっちゃん。いつも勝手に次のミモザを持ってこようとする気のいいベーカリーの店員たち。大好きだった本当にただのスーパーマーケット。カフエンガ通りにずっと停まったままの壊れたキャンピングカー。


会う度に別人かと思うぐらい気分屋なアルゼンチン料理屋のおばちゃん。最初に借りたアパートの裏庭に咲いてた真っ赤な花。高速道路の入り口の目印にしてた映画の看板。寒くて買った厚手のパーカー。夜中の高速道路から毎日眺めた夜景。なにもかもが全く色褪せないよ。この一年は毎日が冒険で挑戦だった。


俺は人生で最高の旅をした。目的地は今この瞬間。


この人生で最後の大勝負をしよう。そう思って挑んだ旅がようやく終わる。絶対にここまで来よう。それだけを毎日思ってたから、いまこの瞬間が本当に嬉しい。


右も左もわからない街で少しずつ安心できる場所を見つけて、その全てが音になっていくのはとても楽しかった。ここまでかと思うことも一度や二度じゃなかったけれど、この勝負に悔いを残すことだけはしたくなかったから、諦める気にはならなかった。


本当にたくさんの人に支えられてた。レコードを楽しみにしてくれてるひとたち、ブログを読んでくれてるひとたち、ラジオに送られて来るメールを読むたびに勇気づけられたし、無数の手が俺の背中を押してくれてると感じていた。そしてなにより、こんなやつを信じてくれたメンバーたちと、常に隣で支え続けてくれた妻には感謝してもしきれない。


ここまで書いて、ぶっちゃけ何を大袈裟な(笑)って自分で思ってきちゃったからそろそろ終わりにするけれど、それでも、俺のなんてことない人生の中では最長で最大の挑戦だったんだよ。こんな風にゴールした喜びを噛み締めるのは、正直生まれて初めてのような気がする。本当にいい旅だった。


ここから先の道はどんな風になってるのか。ここを抜けたらのんびりとした景色が広がってるのか、はたまた曲がりくねって大荒れなんだろうか。今となっちゃどっちでもいい。最後にこれだけ。


今回の旅を応援してくれたみんな、ほんとうにどうもありがとう!:-) クッソ楽しかった!!!


(↓最後の日、空港の近くでレンタカーを返したときの写真!)

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