感情を揺さぶられるほど。
(Friday, July 9, 2010 19:15) by TAKESHI HOSOMI


the HIATUS アノマリーツアー2010が始まって一週間。あっと言う間に5カ所が終わってしまった。素晴らしい経験をしているという実感と、じりじりとツアーの残り本数が減っていくことに対する唐突な寂しさを感じながら、毎日を歌ってます。

初日の千葉ではいきなりのリンクっぷりになんだこのツアーはと感嘆して、翌日の横浜では久々にじっくりと見れたみんなの顔に興奮して(ちょっと興奮しすぎた)、渋谷クアトロでは音楽に溺れ、初めて行った宇都宮では脳が溶け出すんではないかと思うほどのアドレナリンが分泌された。the HIATUSが初めて行った土地で、あんなに歓迎してもらえるなんて。翌朝、起きたときには(いまだに時々訪れる)強烈な自己嫌悪に身動きが取れなかった。たまに、物事がうまく行きかけるととてつもなく怖くなる。また自分を見失ってしまうんではないかとか、傲慢な人間になるんじゃないかとか、それこそ外に出るのがすごく怖くなる。いつかこれを乗り越えないと。

長野の夜。ただひたすら(誰に対してかも分からないけど)許してくれと思って歌い続けて、目を開けばみんなが受け止めてくれてるように感じて、あんまり嬉しくてはばからずに泣いてしまった。髪が長くてよかったなと思った。鼻水すら見えないもんね。またもや救われてしまった。ほんとにほんとにありがとう。また絶対行く。

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個人的な話は置いといて、バンドはどうかと言うと、なにかが覚醒しようとしてるのを感じる。片鱗ではなく、ずらりと見える時がある。引っ張りだしてやる。と、思う。見える時と見えなくなる時、すごく細かい要素がありそうなんだけど、たまに出現!とかじゃ嫌だ。今度のライブで会える人にもう一度会える保証はどこにもない。

あの見えかけてるものは、一体なんなんだろう?今日はそれだけをじっくり考えます。札幌で会おーぜ。
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