ロサンゼルスの朝はだいたい曇っていて、日が高くなるにつれピーカンになり、朝食を摂り終わる頃には雲一つない晴れ渡った空が拡がるのだが、秋になると気温のせいか青空が顔を出す時刻が遅くなり、また日中も雲が残っていることが多い。2月にこの街に来た時はまだ夜は寒くて、厚手のパーカーを着ていても歯がカチカチと音を立てることがあったものの、3月ごろからは、そしてつい半月ほど前までは、ずっと夏をどこかに感じていた。
(↓今朝の空。)
ああ、本当に夏が終わったんだな。
そして、長かったこの旅も終わるんだな。
日々涼しく、そして寒くなっていく季節とともに、毎朝そう感じる。その気持ちがどんどんふくらんでいくと、最後にはいったいどういう気持ちになるんだろう。Hollywood Walk Of FameでのSnoop Doggみたいに、「1日も休まなかった自分に、そして決してやめなかった自分に感謝したい」なんて冗談を言いたくなるかもしれない(笑)。
ブログの更新がここまで空いたのは、時間的/精神的余裕がなかったこともあるけれど、なにより「順調です」なんて書いた日には翌日に風邪を引いて全部が延期になったりしそうで、油断につながることはしたくなかったというのが本当のところだ。めっちゃ更新頻度の低かったこのブログを2月から読んできてくれた人がいたら、ほんとうにありがとう。どうやらアルバムは完成しそうだよ。(フラグになりませんよーに!)
(↓ギター録りは完了!)
今日はこれからドラム録音の最終日。雄一がロスに戻って来たら残りのベースを録り切って、あとは3曲の歌入れと、1曲の歌い直しを残すのみだ。ここからは体調とメンタルが重要になってくるので、時間が許せば軽く走るつもり。
まだ終わってないのでもちろん油断は禁物だし、ここからどんな歌が歌えるのかで作品自体も変わってくるから本当に喜ぶ瞬間はまだ先だけれど、一生でこんな挑戦ができるのはきっとそう何度もない。なにから手をつけていいのか分からないまま勢いでロスに飛んできたあの日から今日までを振り返ると、人生はまだまだ冒険に満ち溢れていると感じる。大事なことは結果ばかりを求めることじゃなくて、どれだけ自分の心に耳を傾けられるかの方が、俺には遥かに大事なんだなってことを改めて知ることができる、素晴らしい旅になりそうな予感がしている。
(↓ドラムREC)
今回ロスに来てからそろそろ一ヶ月。あと少し。みんなの顔をライブハウスで見れること、トシロウを筆頭に仲間たちと久々に飲みに行けること、そして奥さんとゆっくり眠れる日を夢見て、残りの日々をがんばります。:-)
(↓今年一年一緒に突っ走ってこれたメンバーたち。頼もしいことこの上ない。)