あっ
という間にカリフォルニアに来てひと月が経とうとしている。こっち来てから作ったデモは約40曲。今日も頑張るぞ。
カーラジオからはロシアのウクライナ侵攻のニュースが絶え間なく聞こえてきて、今日は病院が攻撃にあったと言っていた。頭を抱えるような気分になるので、スタジオについてブログを書き始めては、なんだかそんなこと発信する気分でもないんだよなと思っては消して、を繰り返していたものの、そろそろ更新したいよなと思ったので今日は書くつもり。文体は旅行記スタイルにしているけれど、旅行に来ている気分は正直まったくない。
カルチャーショックは2週間ほどで終わり、いまは目覚めてもアメリカにいることがサプライズではなくなってしまった。土地勘もついたし、お気に入りのベーカリーやレストランもできて、スーパーはトレジョーとラルフスとウォルマートがあるのでなんも困らない。
先日ジェイミーが飲みに連れ出してくれた。彼女は相変わらずパワフルでクレバーで、信じられないほどの愛情と高い誇りを持った素晴らしい人間だった。彼女が連れていってくれたのはロスのクリエイターたちが集う会員制のバーだったが、いまアメリカはコロナで解雇されたバーテンダーやウェイターたちがコロナ禍の間に(リモートで従事できるような)新しい仕事を見つけてしまい、もともといたレストランやバーに戻ってこないため、サービス業の人手不足がとても深刻。そんな素晴らしいバーでもバーテンダーがいなすぎて、たまたま側にいたスタッフになんでもいいから適当に入れてもらったお酒を飲んだときは、時代を飲み込んでる気がして最高だった。
写真はそのバーにあったプリクラ(そんな風には呼ばないけどね)ルームで。
こっちは基本的に人のことをそんなに気にしてないので過ごしやすい。気候も全然違うので多分脳のホルモンバランスが日本にいたときとは少し変わってそう。こういう人間の適応能力にはほんとに目を見張るものがある。あとはそれが生まれてくる曲に色濃く反映されるのを待つばかり。
フリーウェイで少しいったところにある街のお気に入りスポットでの写真。桜も(場所によっては)少しずつ散り始めている。