(Friday, March 25, 2011 16:34) by TAKESHI HOSOMI
なんか、こっちが元気じゃないとあっちがどう、みたいな話がどうにも腑に落ちずにいたんだけど、よく考えたらそういうことじゃないんだよ。そこに線引くから駄目なんだ。
LOVE FOR NIPPONの車両はここ何日か、毎日30km圏内へ向かっています。炊き出しや物資輸送のためです。そんな人たちと毎日連絡をとりながら、俺は今日から少しずつでも作詞も再開しようと思います。彼らと話す時に、自分が今日そこにいないことをネガティブに捉えるよりも、ありがとう!ほんとうにお疲れさまでした!と言えたらいいよね。
少し横に繋がるだけで、一見復興に無関係に見える活動も、ちゃんとその力になれる。俺はこの集合体の活動の中に自分の持ち場があると思う事で、そこに意義を見いだせました。だからもしそうしたいと思ってもらえるのであれば、心の中でじゃんじゃん横につながってくんないかな。その先は確かに被災地へ繋がってるから。陶芸家は焼き物を、音楽家は音楽を、ケーキ職人は美味しいケーキを。販売業の人は気持ちのいい接客を。流通の人は滞ることのない流通を(運転気をつけて!)。お花屋さんは美しい花束を。子供たちはその無敵の笑顔を。もちろん支援活動も、できるときは積極的に参加していこう。隣の人と手をつなぐだけで、その先はどこまでもつながっていく。
そうして、何からも目を背けない。こっちは被害が少なかったから今まで通りの生活を、じゃなくて。だってそんなこと、無理じゃない?同じ行動をするにしても、北から南まで一人一人全員が、日本という小さなコミュニティーの中で、自分の持ち場をしっかりと受け持てば、もちろん時間しか癒せないこともたくさんあると思うんだけど、その人たちがふと顔を上げる気になったときに、思わずクスリと笑えるかもしれない。こういうのはこっぱずかしいのかね。そしたらこれ乗り越えたら、照れくさそうに手を離せばいい。
避難所や被災地域の生活、うつくしま ふくしまの状況が少しずつでも、最速で改善されるように日々考えて、自分も言葉だけで終わらないよう、行動します。夜を一つ越えるたびに、暖かい日にまた一歩近づいています。どうか、今夜も少しでも休まれていただけることを、心より願っています。
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