(Sunday, March 20, 2011 21:45) by TAKESHI HOSOMI
伝聞と真実の間にはいつも大きな溝があるね。例えばいくら報道や風評から、被災地のイメージやそこにいる人たちの心労を思い浮かべようとしても、それはあくまでも想像にしかすぎないんだよね。だから間違っても分かった気になんてなれないんだけど、それでも最後までいろんな形でお手伝いさせて欲しいと強く強く思います。その気持ちが改めて強くなりました。
東京では今の報道から各地の状況を正確にイメージすることはとても難しくて、メディアは意図的ではないにせよ、現実を実際より良く見せたり、悪くみせたりする結果になってます。ぼやかしや脚色のない正確なジャーナリズムが欲しい。それと、今は俺たちがネットなんかでどんな裏情報に出会っても、そのまま鵜呑みにしないこともすごく大事だと思う。人は相反する二つの情報に出会ったとき、自分の信条により寄り添った情報を信頼する傾向にあるそうです。これをいくらかでも避けるために、疑問を持った報道などがあれば、BBCとかの海外報道と比較するだけでも、目線の幅はかなり広がると思います。(俺の極めて個人的な意見だと、CNNよりBBCの方がお勧めです。)あと、確実性のあるニュースを個人発信するときは、顔と名前を公表するリスクも含め、迅速でも慎重に。こんなときの伝言拡散ゲームはきっとうまく行かないし、止められない。
エジプトのWillyからすごく心配したメールが届いたよ。アメリカや韓国の友達からも電話がかかってきました。世界のいろんな地域でたくさんの人が日本を心配している中、日本の民放とNHKが全て災害と無関係な放送をしているときなんかはぶっちゃけため息が出そうになるよ。なるけど、ため息ついてても何にもなんないからその隙に行動しよう。これは日本全体の問題だから、結局片時も忘れることはできないんだけど、個人の祝い事はやっぱり祝った方がいいし、笑えるときはいっぱい笑った方がいいと思います。:-)(でも被災地の人が見たら傷つくような心ないものはほんとうに大嫌い!!)
旭にはバイクでしょっちゅう行きました。神栖はよくボウリングとかゼロヨン行きました。大洗で泳いでました。八街では現場作業をしてました。体があっちこっち同時に動ければいいのに。福島のみんな、東京の膨大な電力需要のために原発を押し付けてしまっていて、ほんとうにごめんなさい。俺が言うのは全然全然変かも知れないんだけど、そう思ってます。この危機を乗り越えたら変えていかないといけないこといっぱいあるね。そして東北のみんな、俺、今精一杯動く事ももちろんやるけれど、これ乗り越えたときにかき鳴らす音楽も、時間を見つけてまた作り始められたらと思ってるから、楽しみにしていてね。絶対すごいの作るからね。
なんか最近長くて重くてごめん!落ち込んでなんかないんだけど、必要だと思うことを書いてるとそうなっちゃった。明日はちょっとでも明るく書くからね!
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